
Q1 代表選手に決まった時の心境はどうでしたか?
世界での経験が少ない私達が日本の代表として大舞台に立たせて頂けることになり不安もありましたが、
学連出身でもここまで踊れるんだという可能性を示したかったので、何としても代表になりたかったです。
Q2 アジア・インドアゲームズに向けて、どのように準備されましたか(テクニック面、メンタル面)
テクニック面では、どうしたら中国のトップの選手よりいい踊りが出来るかを毎日考えていました。
イタリアのチームの合宿にも参加させていただき、世界で戦う感覚と最新の技術を学び、身体の使い方を今までとはガラリと変えて本番に臨みました。
メンタル面では、いつも舞台に立っている自分の姿をイメージして踊り込みをすることで擬似的に本番の緊張感に慣れるようにしました。
また私生活でもメダリストならどのように振舞うかという指針をもって行動していました。
Q3 コンペに臨んだ時のお気持ちは? やはり、通常のコンペとは違いましたか?
日本の国旗を背負う意味で緊張感はかなりありましたが、私達にとって通常のコンペもアジア・インドアゲームズも同じです。
どのコンペも分けて考えず今の瞬間に全力で取り組む姿勢を貫きたいです。
しかし、1年間のベストコンディションをアジアインドアに調整しました。
Q4 当日、フロア上では何を考え、何に気を付けて踊りましたか? 体調は如何でしたか?
「やってやるぞ」っという静かな闘志が沸いてくる感じでした。
落ち着いて今出来ることに集中し、自分がチャンピオンなんだという位の気持ちで臨みました。
体調は周囲のサポートのお陰で、ベストコンディションで臨めました。
選手の為に最高の環境を作っていただいた役員の皆様とトレーナーの先生、チームの仲間に感謝しています。
Q5 表彰台に上がった時の心境を教えてください。
「もっと上に登りたい」と思いました。アジアでも日本でもまだまだ上がいます。
その方たちよりも上に行かなければ世界には通用しないと思っています。
まだまだ銅メダルでは満足できませんが、現段階でメダル獲得が達成目標でしたので当日は素直に嬉しかったです。
Q6 初のオリンピック関係の大会を終えた今のお気持ちは?
チームの大切さを学びました。個人では出せない力がチーム、国を通して引き出される感覚がありました。
私達をサポートして頂いたすべての方に感謝いたします。
これからオリンピックの正式種目となるように組織の動きが活性化すると思いますが、
その中で、私達がダンスの素晴らしさを1選手としてお伝え出来るように日々トレーニングを重ねます。
Q7 アジア・インドアゲームズ全体の印象、思い出に残るエピソードがあれば教えてください。
私達は今企業に勤めながらダンスの練習に励んでいるのですが、会社全体がアジア・インドアゲームズを応援してくれたことが一番印象に残りました。
「本当に日本代表なんだ。。」っと改めて実感したエピソードです。
今までダンスを知らなかった方が、ダンスに興味を持っていただき、会社の仲間が三笠宮杯に沢山応援に来ていただけたのです!
そして、「ダンススポーツってこんなにすごいんだ」という感想を持って頂けたことが本当に嬉しかったです。
アジアインドアで獲得したメダルをつけて社長が会社中ウロウロとはしゃいで喜んでくれました。
本当にいい環境に恵まれて感謝の気持ちでいっぱいです。
Q8 来年の抱負、目標を教えてください。
チャンピオンになることはもちろん最終目標として心に刻んでいますが、来年は国内のビックコンペで表彰台に上がることを達成目標として掲げます。
しかし、結果だけにこだわるのではなく、一つ一つのコンペで一人でも多くの方にダンススポーツの素晴らしさや感動をお伝え出来るように今に集中して全力を出します。